2022年6月1日
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こんにちは。だんだん暑い日の割合が増えてまいりました。皆様、お元気でお過ごしでしょうか。最近はコロナも以前よりは話題に上らなくなり、徐々に日常を取り戻しつつある気がします。もちろん感染がゼロになったわけではないので、まだまだ油断はできませんが、しばらく我慢していた旅行やイベントも楽しみな今日この頃です。
さて、本日の話題は、皆さんご存知のお野菜、オクラです。オクラは夏野菜の代表選手なだけでなく、今では冷凍などでも手軽に手に入るので、年間を通して食べられている野菜かと思います。冷凍のオクラは解凍すればすぐ食べることができるので、何か一品足りない・・・という時も大活躍です。解凍して器に盛りつけ、鰹節を乗せたらもう一品ですからね。
そんな食卓の味方、今からが旬でどんどん美味しくなるオクラを今日はご紹介します。
1、オクラの歴史
2、オクラの栄養
3、オクラの選び方、保存
4、オクラのレシピ
5、まとめ
一口にオクラと言っても、様々な種類があり、地域によってよく食べられている種類も違っているようです。今回は、一番メジャーなオクラ、切り口が五角形の綺麗な星になるオクラについて調べてみました。一番よく見かけるオクラですね。
オクラは、英語名がokraです。オクラとそのまま読みます。和名はアメリカネリ、陸蓮根(おかれんこん)などと呼ばれるようですが、正直この名前を目にしたり聞いたりすることはあまりないですね。一般的にはやはり、オクラと呼ばれることが多いのかなと思います。地域によっては「ネリ」と呼ばれていた時代もあったようですが、今ではほぼオクラと言わないと通じなくなってきているようです。
そんなオクラは、アフリカ北部が原産で、熱帯から温帯の地域でよく栽培されています。アメリカや西インド諸島、ブラジル北部での栽培が盛んです。これは、アメリカにアフリカからの奴隷が持ち込んだとされています。
日本には幕末から明治の初めごろに入ってきたと言われています。昭和30年頃になると広く栽培されれるようになり、全国的に普及するのは昭和50年代~ですが、沖縄や九州の一部ではそれ以前にもよく食べられていたようです。
前述したようにオクラにはいくつも種類があり、代表的なのが五角種と呼ばれるものです。輪切りにした時の断面が五角系の星型になるもので、一般的に良く出回っています。冷凍品として出回っているのもよく見ますね。
その他、大きくて柔らかく、断面が丸い丸オクラ、全体的に白くて柔らかく、生食に向く白オクラ、沖縄で良く栽培されている、丸オクラの一種の島オクラ、イスラエルの伝統品種で八角形のスターオブデイビッドなどがあります。
オクラにはどんな栄養があるでしょうか。オクラを切るとねばねばしますね。ねばねばは身体によい、と漠然と思っている方は多いと思います。オクラのねばねばは、水溶性食物繊維のペクチンです。このペクチンは、血糖値の上昇を抑え、便通をよくする働きがあります。またこの水溶性食物繊維の他にも、不溶性植物繊維が豊富に含まれているので、同じく便秘の改善が期待できます。
その他、植物性たんぱく質のムチレージが含まれており、こちらは脂肪や悪玉コレステロールの吸収を減らしてくれます。これを聞いただけでももう体に良い気がしますね!更にビタミンではβカロテン、いわゆるビタミンB1、B2、ビタミンC、カルシウム、葉酸も含まれるそうです。
胃の粘膜の保護や大腸がんリスクを下げてくれる、夏バテ予防や整腸作用が期待でき、とても体にいいことが分かります。特筆すべきは、加熱しても栄養素があまり減らない特徴があること。さっとゆでる食べ方が主流なので、ありがたい話ですね。
オクラの旬は7月から9月ですので、この時期のオクラが一番美味しくて栄養があります。どんどんオクラを食べましょう!
オクラは生で売っているもの、冷凍で売っているもの、様々ですので、ここでは生で売っている物や栽培している場合の収穫のコツなどを述べてみます。
オクラを畑で見たことがあるでしょうか。オクラの実の部分、いつも食べている所は、上に向かって伸びます。あっという間に大きくなるのですが、あまり大きくなりすぎると繊維が増えて非常に硬くなり、とても食べられないものになってしまいます。完熟しないうちに収穫するのがコツで、大体10㎝ぐらいが目安でしょうか。同じく、鮮度が落ちてくると硬くなるので、なるべく収穫後にすぐ食べるのが良いと言われています。
収穫の際に気をつけたいのが、産毛があること。しかもその産毛が、細くて見えにくいのですが、刺さることがあります。生えている方向は、オクラのヘタの方から先端に向かってなので、この逆に先端からヘタの方へは、こすらないようにしましょう。しかしながら、オクラの鮮度の見分けには、産毛がポイント。産毛が多いものは新鮮のあかしなので、目安にすると良いでしょう。その他、色が緑色で濃いもの、黒い斑点などがないこと、ヘタが乾いて変色していないこと、乾いた感じがしないこと等がポイントとして挙げられます。
また、オクラは寒さに弱い植物です。本来は多年草なのに、日本では寒さに弱い(10度を下回ると生育不能になる)為、冬を越せず、一年草のような扱いになっているのもそのためです。収穫後もそれは同じなので、5度以下にならないように気をつける必要があります。ラップなどでくるむか、袋に入れ、冷蔵庫(野菜室)か常温の冷暗所で保存します。チルド室などには入れないようにしましょう。
新鮮なオクラはやはり、そのまま刻んでねばねばを楽しみながら食べたいもの。ですので、おひたしやサラダが一番よく食べられているのではないでしょうか。そのほか、天ぷらや煮物など、美味しいレシピはたくさんあります。
ここでは少し味を変えてみましょう。刻んだオクラに、缶詰のツナを適量混ぜます。和風が好きな方はポン酢で、めんつゆとごま油でも美味しく頂けます。また、洋風がお好みであれば、マヨネーズと醤油なども合うと思います。胡麻和えにしても美味しいですね。
ちょっと普段と味を変えても美味しく頂けるのがオクラです。お好みで色々試してみてくださいね。ちなみに筆者のおすすめは、麺類やみそ汁の中に入れることです。雑炊にしても美味しいですね。その場合はあまり煮込まない方が良いと思います。オクラと一緒に納豆やなめこも入れてねばねばつるつるで食べると美味しいですよ!
7月から旬を迎えるオクラ。身近な野菜であるとともに、手軽に食べられる食卓の味方です。ねばねば成分が胃や腸の粘膜を保護し、消化を助けてくれますので、夏バテ予防にも効果あり。胃腸を整えることで、免疫力アップも期待できます。いろいろな料理に取り入れて、彩りと栄養を添えてみましょう!
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