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季節のお野菜② -白菜-

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こんにちは。だいぶ寒い日が続いておりますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか。
一日寒かった日は、温かいものを食べて身も心もポカポカにしたいところ。温かいものと言われて、皆さんは何を思いつきますか?やはり「鍋」と思う人も多いのではないでしょうか。
寄せ鍋、キムチ鍋、最近流行りの洋風鍋と、鍋にもいろいろありますが、今回はそんなお鍋には欠かせない「白菜」について、掘り下げてみたいと思います。

目次

1、白菜の歴史

2、白菜の栄養

3、白菜の選び方、保存

4、白菜のレシピ

5、まとめ

1、白菜の歴史

白菜と聞いて思い出すのは、縦長に結球したよく見るお野菜だと思います。冬になるとよく出回り、価格もリーズナブルで、冬の食卓には欠かせないですね。英名ではチャイニーズ・カベッジと呼ばれ、中国のキャベツという意味合いです。

古代、西アジアやヨーロッパで雑草として扱われていたアブラナ科の植物が、他の種に紛れることで伝搬し、中国北東部へと伝わっていき、そこで栽培が始まることで白菜や青梗菜といった、いろいろなアブラナ科の野菜へと広がっていきました。

日本へは江戸後期に伝わったとされていますが、まだ結球しないタイプの物だったようです。アブラナ科の植物は他の種類との交雑性が強いため、白菜としての品質を保つのが難しく、明治になってそういう性質なのだということが認識されてからやっと広まるようになります。

何度も清(現在の中国)から白菜の種を持帰るなどして栽培にチャレンジするのですが、この性質の為になかなかうまくいきません。日本での栽培が成功するには、なんと明治後期~大正になるまで待たないといけないのです。宮城県にあった宮城農学校と伊達養種園が、松島の離島での隔離栽培にチャレンジしました。島にあったアブラナ科の植物を排除して、その島でやっと結球した白菜の栽培に成功します。この時作られた白菜が松島白菜、仙台白菜として、近隣の農家へと広まっていき、関東大震災の際には東北から鉄道貨車7台分も送られた記録があるようです。この時期から全国でも栽培が進みました。しかしこの宮城で作られた仙台白菜は、だんだん栽培が難しいことがあって下火になっていき、現在の主流の種類からは外れてしまいました。今では伝統野菜のくくりになって保存されているそうです。

宮城のあと、愛知、石川でも栽培に成功し、昭和初期からは主要な野菜の一つとして現在のような形になっていきました。江戸時代に伝わったものが今の形になるまで、結構な時間がかかっているのが意外ですね。

今では、生産量は大根、キャベツに次いで3番目に多く、旬である冬場をはじめ、冷涼な気候での栽培が必要ではあるものの、通年安定して各地で栽培されています。

2、白菜の栄養

白菜のほとんどは水分ですが、主な栄養素としてビタミンC、ビタミンB群、食物繊維、カリウムなどのミネラル、ビタミンK、葉酸などがバランスよく含まれます。緑の部分にはβカロテンも含まれています。

カリウムが豊富に含まれているため、食べれば余分なナトリウムを輩出してくれるので、高血圧予防が期待できます。また、白菜はたくさん食べることで食物繊維も豊富に取れ、コレステロールや脂質の排出などにも良いとされ、高脂血症や糖尿病の予防にもなるといわれています。

その他、抗がん作用の期待されているイノチオシアネート、含まれているのはわずかですが、肝臓の解毒作用を活性化するグルコシノレート、微量ながらミネラルとして発がん性物質の吸収や蓄積を防ぐモリブデンも含まれています。そのため、がん予防にもいいのでは?と注目されています。

含まれる栄養素がそこまで多くないこと、ビタミンCは水に溶けやすかったりもするので、いずれもたくさん食べることが必要にはなりますが、白菜は過熱するとたくさん食べることができる野菜の一つですので、ぜひ積極的にいろいろな料理で活用したいところです。また、水に溶けだす栄養素はスープごと食べるとよいので、スープや鍋はうってつけですね。

3、白菜の選び方、保存

白菜はキャベツと同じく、結球する野菜です。ですので、選ぶときには持ち上げた時に、ずっしりと重みがあり、押してみてフカフカしていないもの、切り口が奇麗なものがよいでしょう。カットされたものなら、葉と葉の隙間があまりない詰まっているもの、カットした際の真ん中部分が、切ってから時間がたつと育って盛り上がってくるので、そうなっていないものを選びます。

丸ごとの白菜は、長期保存が可能です。大体2ヶ月くらいは長持ちします。長期保存する場合は新聞紙にくるんで、冷暗所に保管してください。

半分や1/4にカットしたものであれば、真ん中から使っていくと比較的長持ちですが、丸ごとの物ほどには長持ちしないので、早めに食べきりましょう。旬の白菜は何にしてもおいしいですが、漬物にしてしまうのもいいですね。

4、白菜のレシピ

レシピと題してみましたが、白菜は何にでも使えます。鍋をはじめ、煮る、炒める、和える、漬けるなど、いろいろな料理に使える万能野菜。日本では加熱することがほとんどですが、欧米ではサラダ用が出回っているようです。

我が家で白菜をたくさん食べたいときに大人気なのが、白菜と豚バラ肉、しょうがを土鍋にどんどん入れて水炊きし、ポン酢をつけて頂く白菜鍋。奇麗にミルフィーユのように並べるレシピもネットで沢山見かけますが、我が家は面倒くさがりなので、すべて適当に大きい鍋に放り込んで煮るだけというお手軽レシピです。ポン酢のほか、味の素+醤油やゴマドレッシングなどでも美味しいですね。本当に簡単なので、どうぞやってみてください。スープに味をつけるとそのままスープごと食べることもできますね。

こちらのレシピは以前、しょうがを食べようの記事でも紹介していますので、こちらにも紹介しておきますね。

5、まとめ

白菜は低カロリーで、沢山食べられることが利点です。ダイエットの人にも最適ですね。煮る時は、栄養が水に流れがちなのでスープごと、炒めるなどの時はあまり時間をかけないことが栄養をたくさん取るコツです。中華炒めなどはあまり時間をかけない方がよいようです。火の通りにくい茎と葉を分けて、茎から火を入れるようにしていくとよいでしょう。

寒さにあたることで美味しくなるのが白菜です。ぜひ、毎日の食卓に沢山取り入れて、美味しい白菜を召し上がってくださいね。

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