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【体にいい食材②】冬が旬!ほうれん草を食べましょう!

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こんにちは。健康広場スタッフの植野です。冬が旬というと、皆さん何を思い浮かべますか。白菜、大根、魚介類ですと牡蠣や鱈も冬が旬と言われていますね。今はビニールハウスなどが利用されていることもあり、その季節でなくても食べられるので忘れがちですが、植物や魚類には「旬」と呼ばれる期間があります。旬とは、自然の中で通常通りに育てて収穫した野菜や魚が、最も栄養豊富になって美味しくなる期間のことです。今回は、そんな冬が旬の野菜から、ほうれん草を取り上げます。

目次

1、ほうれん草の歴史

2、ほうれん草の栄養

3、ほうれん草の選び方、保存

4、ほうれん草のレシピ

5、終わりに

ほうれん草の歴史

ほうれん草はヒユ科アカザ亜科ホウレンソウ属の植物です。原産は中央アジアから西アジアと言われていますが、今のところ野生で育っているものは見つかっておらず、はっきりとはわかりません。初めて栽培されたのはペルシャ地方とのことです。そこからヨーロッパ方面に広がったものと、アジア方面に広がったものに分かれ、西洋種と東洋種になったとされています。

日本には、江戸時代の初めに東洋種が伝わりました。こちらは、戦国武将の伊達政宗も食べたという記録が残っています。個人的に気になって調べてみたのですが、どのような料理だったのかは残念ながら分かりませんでした。ただ1682年に、江戸時代の浮世草子作家である井原西鶴が書いた「好色一代男」に、「ほうれんそうの浸し物」という記述が出てきますので、伊達政宗が食べたのも、もしかしたら現代でもおなじみの「ほうれん草のおひたし」だったのかもしれませんね。

その後、幕末の頃に西洋種が北海道の方に伝わりましたが、ほぼ北海道で作られていたので、しばらくはほうれん草と言えば東洋種でした。西洋種のほうれん草は、歯に切れ込みが少なく丸みがあり、厚みのある物です。ただ、少しアクが強いので、ソテーなどにして魚肉料理の付け合わせにするとよく合います。東洋種は葉の切れ込みが深くとがった形で、アクが少ないのでおひたしなどで食べると美味しい種類です。現代ではほとんどが西洋種と東洋種の交雑種となっていて、それぞれの特徴や良い所を受け継いだ美味しいほうれん草になっています。

また、北関東地方~東北地方を中心に冬だけ露地栽培されているのが、「寒じめちぢみほうれん草」。ビニールをかぶせるなどして育てた後、ビニールを外して寒い空気にさらすことで、甘みやビタミンなどの栄養素をupさせる方法です。普通のほうれん草と違って、四方に広がった平たい形をしているので、見かけたらぜひ食べてみてください。とても美味しいですよ。

ほうれん草が良く食べられるようになるのは、とあるアニメが影響しているとも言われています。見たことがありませんか?ヒロインから助けを求められた主人公が、ほうれん草の缶詰を食べてパワーアップして、悪者をやっつけて事件を解決するあのアニメ。そう、「ポパイ」です。あれを見た人たちが、ほうれん草には栄養があってすごいパワーがある!となって広まったのだとか。

ほうれん草の栄養

ほうれん草には、ビタミンC、カロテン、マンガンなど様々な栄養成分がありますが、一番有名なのはベータカロテンと鉄分(マンガン)でしょうか。よく、貧血気味の人が食べると良い、と言われていますね。

ほうれん草に含まれるβカロテンは、抗発癌作用(癌が発生するのを防ぐ)、また免疫賦活作用(体の免疫を活発にする)作用があるとされています。また体内でビタミンAに変換され、こちらは髪の健康を維持し、視力を維持したり、粘膜や皮膚の健康を維持する作用のほか、のどや肺などの呼吸器系等を守る作用もあるとされているので、風邪をひきやすい冬場にはぴったりの食材と言えますね。また、赤い根っこの所にはマンガンが含まれており、カルシウムやマグネシウムと共に食べると骨の形成や健康維持にも役立ちます。ただし、ほうれん草に含まれる鉄分は吸収されにくい植物性なので、ビタミンCを補うと良いと言われています。

ほうれん草の選び方、保存

ほうれん草は、葉の緑が濃く鮮やかなもの、しなしなとなっていない元気でしゃっきりしているもの、葉っぱは厚みのあるものを選びましょう。特に根っこの部分が丸みがありふっくらしている物は、甘みが良く出ていておいしいほうれん草です。

保存は立てて野菜室に入れるのがおススメ。濡れた新聞紙で包み、袋に入れて野菜冷蔵庫に入れましょう。寝かせて入れるよりも、立てて入れた方が持ちがよくなります。

冷凍にする場合は、生でも冷凍は出来ますが、個人的にゆでて保存する方がおススメです。根本の土などを丁寧に洗ってから、切らずに一度軽くゆでて冷水にさらし、冷めたら水気をよく絞ります。その後に食べやすい大きさに切って、小分けにして冷凍すると良いでしょう。スープや炒め物などには凍ったまま入れてOK。おひたしなどは冷蔵庫で自然解凍してください。おいしい目安は一ヶ月ほどですので、忘れずに食べましょう。

ほうれん草のレシピ

ほうれん草はなじみ深い食材で、よく食べるという方も多いと思います。そこで、 ちょっとした工夫で、もっと栄養を取れる食べ方をご紹介します。

おひたしにはレモンをちょっと!

ほうれん草には植物性の鉄分が含まれていますが、こちらはそのままだと体に吸収されにくいものです。そこで、ビタミンCを一緒に接種すると吸収率が上がります。例えばおひたしにレモン汁を少しかける。ソテーにレモンの輪切りを添えるなどがおススメ。ほうれん草自体にもビタミンCは含まれますが、熱を加えるとビタミンCは壊れがちなので、後から加えると良いでしょう。

カルシウムも一緒に!

ほうれん草の鉄分は、カルシウムやマグネシウムと一緒に接種すると骨の形成や健康維持に役立ちます。ですので、ほうれん草と一緒に、しらすを添えてみてはいかがでしょうか。おひたしに乗っているのもよく見ますね。とても栄養的に良い食べ方です。他には牛乳のスープなどがおススメ。

おすすめのレシピ

出汁水と麺つゆで汁を作ります。味はお好みで、少しうどんの汁には薄いかな?くらいがおススメです。

フライパン(または鍋)に1cm~2cm程度の汁を入れたら火にかけ、沸騰したら弱火にし、食べやすい長さに切ったほうれん草を入れます。茎を先にフライパン全体に入れ、十秒ほど待ってから葉の方を入れるのがコツ。全体が汁に浸ったところで、卵を割り入れます。卵を入れたら蓋をして、卵がお好みの硬さになるまで待ち、火を止めます。深めの器に汁ごと取り分けてどうぞ。お好みで七味などかけてもおいしいです。

終わりに

ほうれん草は江戸時代から食卓にのぼり、現在でも良く食べられている食材です。すぐ火が通るので、みそ汁やスープに入れたり、なべに春菊の代わりに入れたりしてもいいですね。火を通しすぎると色と食感が悪くなってしまうので、そこだけ気をつけて下さい。みそ汁などに入れるときは、先に下茹でしてから、水けを絞って最後に入れるようにすると、色鮮やかなままで食べられます。最近は、生でも食べられるアクの少ないサラダ用のほうれん草もあるそうです。ぜひ毎日の食卓に取り入れて、美味しく栄養を取りましょう!

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