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【身体にいい食材④】ウナギを食べて夏バテ防止!

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こんにちは!だんだん暑いなんて感じる日も多くなってきましたね。お変わりなくお過ごしでしょうか。汗ばむことも多くなり、もう夏はすぐそこまで来ているようです。今のうちに、美味しいもので体を夏に向けて準備しましょう。

そういうわけで、今回の【体にいい食材】は夏バテ予防の定番食品である『うなぎ』です。

 

目次

1.うなぎとは

2.うなぎの歴史

3.うなぎの栄養

4.うなぎの食文化

5.まとめ

1、うなぎとは

うなぎはおなじみの食材ですが、改めていろいろと調べてみました。うなぎはうなぎ科うなぎ族の魚類の総称で、実は19種類ほど存在します。古くから食べられており、古代ローマでも食べられていたほか、日本でも万葉集に「むなぎ」という読み方で残されています。万葉集には夏バテの記述もありますので、今も昔も夏バテの悩みはあったようですね。

ちなみに、ユダヤ・イスラムではウロコがない魚は食べてはいけない戒律があるそうなので、宗教によっては食べられないこともあるようです。

2、うなぎの歴史

万葉集におけるうなぎの歌を詠んだのは、大伴家持。名前は古文の授業で聞いた…なんて人もいるのではないでしょうか。有名な人ですね。この方の歌に、こんなものがあります。

   石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食せ

    (石麻呂さんに私は言いたい。
     夏痩せにうなぎが良いと言われているから、食べなさい)

   痩す痩すも 生けらばあらむを 将やはた 鰻を漁ると 河に流れな

    (痩せていても生きている方が良いでしょうから、
     うなぎを取ろうとして川に流されたりしないように)

句としてはそんなに有名ではないので、初めて読むという人も多いかもしれません。石麻呂さんという人は「飢饉の時の人みたいに痩せていた」という記述があるので、相当痩せていたんだと思われます。そんな友人にうなぎ食べなさいと言う家持さん。ちょっと微笑ましい気もしますね。

万葉集にも載っているほど、古くから食べられてきたうなぎですが、一般に定着したのは江戸時代になってからと言われています。濃口醬油が開発されたこともあり、おなじみのタレにつけて食べる食べ方が広まっていったのが、1716年~1736年の享保年間頃の様です。

3、うなぎの栄養

うなぎは、高タンパクで、ビタミンA、B1、B2、D、E、ミネラルを豊富に含み、鉄分やカルシウム、DHA、EPAと、栄養豊富な食べ物です。夏バテの予防、解消、疲労回復にいいとされてきたのも納得ですね。

ただ、現代では昔よりエネルギーや栄養を多く摂取しているため、あえて夏バテ予防として食べる必要はないのではないかとも言われています。しかしながら、古来から良いとされてきた風習や習慣にはやはり意味があり、長い歴史に裏打ちされた風習は、受け継いでいった方が良いと思います。

また食べ合わせとして、鰻と梅干は一緒に食べない方が良いという俗説がありますが、こちらは医学的に根拠はないそうです。

4、うなぎの食文化

万葉集の頃に、うなぎがどんな食べられ方をしていたかは、記述がないのでわからないようです。恐らくはそのままぶつ切りにして、煮るか焼くか…と思われます。

前述したように、うなぎを開いて焼き、たれにつけて食べるという文化が広まったのは、江戸時代になってから。うなぎの開き方は関東と関西で違っているという話は聞いたことがあるでしょうか。関東では腹を切るのが武士の切腹を連想させるという事で、背中側を開いて、蒸してから焼きます。武家文化が広まっていた関東だからこそでしょうか。

逆に関西では、商人文化が盛んだったため、腹を開くことが「腹を割って話す」に通じるという事で腹を開き、蒸さずに直火焼きします。これは、直焼きだと蒸してから焼くより時間がかかるため、商談をしながら待つのにちょうどよかったとも。久しぶりに、じっくり話をしたい方とうなぎを食べに行くときは、関西風の鰻屋さんの方が良いかもしれませんね。

うなぎは日本以外でも世界中で食されていて、地域によって様々な料理があります。ローマ時代から食べていたヨーロッパでは、例えばドイツでは鰻を燻製にしますし、アールズッペという煮込み料理もあります。イギリスでは煮凝り、フランスではワインで煮込むマトロットなどがあり、フライなどもポピュラーです。アジアでは中華や韓国で煮込み料理、ラテンの地域ではマリネにしたりもするようです。

日本では主に蒲焼のほか、うな重やうな丼、白焼きやひつまぶし、また鰻巻と呼ばれる卵焼きなども有名ですね。みなさんは、どのような料理がお好みでしょうか。

5、まとめ

鰻のあれこれをまとめてみましたが、いかがでしょうか。うなぎはやはり、夏が来る頃に食べるのが良いと思います。平賀源内が売れない鰻屋のために、「本日 丑の日」と張り紙をさせたところ、大繁盛した・・・なんてエピソードもありますし、鰻と言えばやはり土用の丑の日。丑の日にうのつく食物を食べると夏バテしないという事なので、うなぎが苦手な人は牛でもいいみたいですよ。夏が本格的に来る前に、しっかり栄養を補給して、元気に夏をお過ごしください!

フローラでもうなぎやステーキ重を取り扱っております。詳しくはお尋ねください。

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