灯篭流しとは。。。
こんにちは。
メモリアルホール桜の玉手です。
最近は台風などが多く取り上げられておりますが、猛暑の続くなか、皆様いかがお過ごしでしょうか。
早速ですが、来週はお盆入りの時期となります。
今回はお盆と関係の深い灯篭流しです。灯篭流しは、死者の魂を弔うために灯篭やお盆のお供え物を川に流す行事のことを指します。
日本全国で行われており、「送り火」の一種だと考えられています。
送り火とは、お盆の時期にあの世からこの世に戻ってきた死者の魂を、再びあの世に送り出すための行事です。
灯篭流しで特に有名なのは、京都や広島で行われるものです。
京都では花火大会と同時に行われ、広島では原爆によって亡くなった方を慰霊するために行われるなど、地域によって若干の特色が違います。
また、灯篭流しは昔から行われてきたものですが、近年では川や海の汚染問題に配慮し、禁止する自治体も増えてきています。
精霊流しと灯篭流しは、死者の魂を弔い、お盆の時期に送り火として行うという点では共通しています。
この灯篭流しは送り火と言われる行事が元になったと言われています。火を使い死者を弔うということ自体は昔から行われてきました。
お盆の行事として行うことになったのは戦後の広島県が始まりであると言われています。(所説あります)
そのために広島県や長崎県などでは大規模な灯篭流しが行われます。当初は亡くなられた方の名前を書くものでしたが、
平和の願いを書くという人も徐々に増えてきて、慰霊と同時に平和を祈る行事へとも変化しました。
灯篭流しはお盆の時期に慰霊を行いながら、日本ならではの風情を感じることができる行事です。
灯篭の灯を眺めることで日常の喧騒を忘れて、ゆっくりと夏の時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
2018年8月7日